2018年1月30日火曜日

お勉強♡

昨日は駒場キャンパスで博士論文審査に行ってきた。

審査される側ではない。する側だ。

審査というのはされる側よりもする側が大変だと最近は思う。

いや、もちろん、1本の博士論文を書くことは大変な作業であるのだが、書くことを別にすれば、つまり、口頭審査の準備はする側が大変だということ。

だって、読まなきゃいけないんだもん。しかも批判的に。当たり前のことだけど、批判的に読むというのは、意外に大変なのだ。

金曜日には学部の卒論と修士論文の審査会があって、その場合、卒論や修論ならたいては1枚のメモ用紙でも済むかもしれないが、博士論文だとかなりのメモが必要になる。1章につき1枚といったところだろうか。

こんな風にコーネル大学式を気取って二段組みでメモを取ってみた。

コーネル大学式というのはノートテイキングの方法のひとつだ。文字どおりコーネル大学が発祥。1枚のノートをちょっと左寄りの Iの文字で区切る。上の横棒の上にはタイトルなどを書く。縦棒の左側にはトピックやキーワード、章タイトルなど、右側にはその内容をメモ。下の横棒の下は、自分の言葉でまとめの文章を書く、という感じ、と僕は理解している。

で、ふだん、あまりそうした内容把握のようなメモは取らないのだけれども、少なくとも、審査をするために論文を読むにはこの方式はいいかもしれないと最近思ったのだ。だからそうしている。


もちろん、このレイアウトはワープロソフトやエディタではできない。そういうテンプレートもない……と思う。それで、ともかく、二段組みでやってみたという次第。博士論文は長く、かつ残るものでもあるから、やはり手書きよりもファイルで残しておきたいじゃないか。