2014年6月1日日曜日

フリーランスの厳しさを思う

ふう。

今朝、5月末〆切りだった原稿を送付した。わずかに遅れたことになるが、このくらいの遅れは、まあ、誤差の範囲内だろう。

5月は結局、100枚(400字詰め原稿用紙換算)くらいも書いただろうか? もっとか? 

石原千秋がかつて、どこかで、フリーでやっていくためには月100枚くらいのペースで書いてやっとトントンだろうかと試算していたことがあった。これらはその100枚すべてに原稿料が発生したとしての話だ。たとえば1枚5千円だったら月50万円。経費差し引いてトントン。(1枚5千円いただけることがあったとしての話)

が、問題は、ぼくの場合、100枚中50枚くらいは稿料の発生しない、学会の発表のためのペーパーだということだ。40枚は論文集掲載のためだから、せいぜいその論文集が数冊もらえる程度。字数の少ないいくつかのものに原稿料が発生するのみだ。

フリーの道は厳しいなあ……

と嘆いている暇もなく、6月も6日、15日、21日、30日に〆切りがあるのだが……ん? それだけか? 

しかたがない。翻訳でもやろう。あれと、あれと、あれと、あれ、それにあれの話もあった! さらに背後に控える、あれ。(最後の「あれ」は既に予告が打たれているので言うと、ボラーニョ・コレクションのことだが)

……いやいや、その前に6月6日の〆切りがあると書いたではないか! 頑張ります。


今日から6月。(写真はイメージ。『新編 バベルの図書館』全6巻、国書刊行会)