2013年10月2日水曜日

辞令の文面?

なんだか辞令に付随する文書がたくさんあった。どれを書いていいのかわからない。

新しいところは東大だ。 東京大学大学院人文社会系研究科・文学部。現代文芸論専攻。

つまり、今年の3月に定年退職された野谷文昭さんの後任だ。彼の退職後すぐにぼくが着任する予定だったのだが、昨日書いたような理由から半年延びたという次第。

このことを昨日のうちに記すつもりだったのだが、いつの間にか忘れていた。辞令交付の後、色々な書類に記入したり、研究室を整理したりしているうちに忘れてしまったのだ。

せっかくだからもうひと言:降格人事ではある。外語では教授だったが、東大では准教授としてのスタートだ。大学というのは、全入時代の今でも、その教員のあり方はだいぶ誤解されているような節があるので、困るのだけど、教授だ准教授だのの肩書きというか身分というか、そうしたものは文化系の学部の場合、大した問題ではない。ある種の仕事ができるかできないか(しなければならないか、しなくてもいいか)という程度、それもできればあまりやりたくない仕事に関しての権利の問題なので、できればずっと准教授でいたっていいくらいだ。

そんなわけで、降格であった(主に東大のがわの都合だ)ことに関して、取り立てていいことも悪いこともない。


昨年から非常勤で授業を持っていたので、少しずつ東大のあり方についてはそれなりの理解を得てきた。研究室中心の体制であることや、詳しくは言わないが、『三四郎』の世界がいまだ残っていることなど、なかなか楽しそう。担当授業数も今までよりは少なくなるし、さて、真面目に仕事するか。外語の辞令をいただいた後には、学長から、あの仕事、どうなってる、なんて訊ねられたし……はい、真面目にやります。