2010年6月15日火曜日

くり返される身振り

 昨日は熱が出て休講にしてしまった。ぼんやりと1日を過ごした。前回の書き込みでiPadの3Gが必要か? と書いたので、そう言えばぼくは3G対応のアンドロイド携帯を使っていながら、この電話の醍醐味をまだ充分には堪能していないのだったと思い立ち、フリーソフトをいくつかインストールしたりしていた。「青空文庫」などもあって、読める作品は限られているけれども、ちゃんと縦書きできれいなテクストが表示されて、発見であった。大学のアドレスに送ったメールも携帯で読めるようにした……やり過ぎか? ツイッター用のアプリTweetsRideなどは、ぼくのホームに新たなツイートが現れるたびに知らせてくれて、これをいちいちバイブで告知するように設定したら、さすがにちょっとうるさいか? 


 で、ついでに、マーティン・キャンベル監督『マスク・オブ・ゾロ』(1998)なんてのも観ていた。

 こうして観てみると、この作品は意外なほどタイロン・パワー版『怪傑ゾロ』の身振りをくり返していることがわかる。「こうして」、というのは、比較してやるぞ、という心づもりで観ると、ということ。エンディングなどはアントニオ・バンデーラスのアレハンドロ(ゾロ)が、アンソニー・ホプキンスのディエゴ(ゾロ)の身振りをくり返している。自分自身の身振りをくり返す映画だ。これは最初に撮ったエンディングが不評で、スピルバーグの提案で撮り直したものだとのこと。

 ふむふむ。色々と言いたいことが出てくる。

 風邪で休んだ日でも、先々の授業のことを考えた行動をしているのだから、泣けてくるじゃないか。

 今日はまだ少し頭痛が残っているものの、さすがに休むことはできない。