2009年11月7日土曜日

ベーンとダーンとブチッ……

大萩康司ギター・リサイタル。東京文化会館小ホール。N先生やらKさんやらYさんやらNさんやらに囲まれて。

ブローウェルの寵愛を一身に集める大萩が、これから違う方面にも飛び立ちたいのだけど、と語りながらも、その締め(?)に、ブローウェルずくしを。目玉は、というか、少なくともぼくをここまで運んできたのは、「円柱の都市」。いわずとしれたカルペンティエールのハバナを巡るエッセイ。これに想を得た変奏曲集。2004年のこの作品の、ほぼ初演。ブローウェルのカルペンティエール・シリーズの中でも一番の作品だ。

前半はブローウェル編曲になるサウメル、スカルラッティ、ル・コックの数々。古い曲ということで、19世紀のルネ=フランソワ・ラコートを使用。この楽器、ぼくははじめて聴くのだが、いい。

帰りの電車の中で、ある原稿の下書きを作るも、字が汚くて、果たして何を書いたのだったか……そして、あと1時間ばかりで翻訳の1つの章が終わるはず。それまで踏ん張るつもり。

明日は大学院の2次試験。面接。5件ほど抱えている。